
この記事では、Stable Diffusionで使える“手・腕の動きや位置”に特化したプロンプト20種を、女性アニメモデルで作例付きにて紹介します。
皆さんは次のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
- 手や腕の動きが不自然・崩れる・ポーズが破綻する
- 指の配置や腕の曲がりが思い通りにならず、バリエーションが出せない
- SNS投稿やキャラデザイン向けの自然な手元表現が難しい
本記事では、前回紹介した手のプロンプトをベースにしつつ、モデルを女性アニメ系に変更した際の違いや最適な調整例を具体的にご紹介します。
使用するモデルは、PorousJadeです。
今回紹介する画像から次のようなことがわかります。
- 紹介したプロンプトがどのような手や腕の位置であるかわかる
- プロンプト次第で手や腕の位置を変えることがわかる
- オススメプロンプトが何かわかる
使用プロンプト
(○○○○○○:1.3),(detailed perfect handsome young face),detailed background,crystal clear,High Resolution,8k,detailed eyes,masterpiece,best quality, solo focus,(20 years olds girl:1.3),(female:1.3)
○○○○○○の部分に今回紹介するプロンプトが入る
「自然なポーズを生成したい」「女性キャラに使いたい」そんな方に役立つ内容です。ぜひ最後までご覧ください。
モデルによる違いは、こちらの記事を参照してください。
手の位置のプロンプト一覧
Placing hand over mouth:手で口を覆う




口元に手を添え、驚きや戸惑いといった繊細な感情を表現した女性のポートレートが4枚並んでいます。
それぞれの構図では、顔の中心に指先を添えるポーズが共通しており、アニメ風の華やかな画風で、人物の表情や視線、髪の動き、背景光などに微妙な差異がつけられています。
衣装はいずれもドレス風で、黒や青を基調とした落ち着きのあるトーンが全体の静かな印象を引き立てています。
一見すると自然な動作に見えますが、AI画像生成においてはこの「口元を手で覆う」というポーズの再現は難度が高く、以下のような課題が確認されています:
- 指と口元の位置が不自然に融合してしまう
- 唇に触れているように見えても、完全には隠れていない(全体的に「覆っている」より「添えている」印象)
- 成功率は約1割程度で、意図通りの再現には試行回数が必要
この画像群は、"placing hand over mouth"(手で口を覆う)という構図がAIでどこまで再現可能かを検証する一連の試作結果であり、感情表現の幅やポージングにこだわりたい方にとって貴重な資料と言えるでしょう。
raising hands above head:両手を頭上




神秘的な雰囲気をまとった女性たちが、頭上で手を掲げるポーズをとっている構図のビジュアルです。
4枚とも縦長のアスペクト比で統一されており、それぞれ微細な装飾・背景要素・構図パターンに差異が見られます。
共通しているのは、正面を見据える女性の目線と、祈るように天を仰ぐポーズ。どこか儀式的で象徴的な印象を受ける作品群です。
特に注目すべきは、3枚目・4枚目のように前後に人物が配置されているパターンも自動生成されている点です。
これはプロンプトに明示しなくても発生する場合があり、AI側が“神秘性”や“構成のバリエーション”として解釈した可能性が高いと考えられます。
また、1枚目・2枚目に見られるような幾何学的・宗教的なモチーフ(太陽・宝石・月など)は、AIが「神聖」「集中」「エネルギー」などの象徴性を演出する際によく現れる要素であり、背景の演出に強い影響を与えています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- priestess girl raising hands in ritual pose(儀式のポーズで手を掲げる巫女の少女)
- mystical woman with glowing halo above head(頭上に光輪を浮かべる神秘的な女性)
- celestial girl with hands toward sky and cosmic background(天に手を向ける少女と宇宙的背景)
- anime-style diviner with hands raised and magical symbols(手を掲げ魔法陣と共に描かれたアニメ風の予言者)
「両手を頭上に掲げる」構図は、神秘性・祈り・力の集中といったテーマの視覚的表現に適しており、演出や物語性の強いAI生成ビジュアルにおいて効果的なポーズのひとつと言えそうです。
手や腕の位置にこだわると、ポージング全体の印象も大きく変化します。
全身の構図も含めたアイデアを探している方は、ポーズのプロンプト集も参考になります。
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clasping own hands:自分の手を握る




胸の前でそっと手を組み、祈るような仕草を見せる女性たちのポートレートが4枚並んでいます。
共通するのは、いずれの女性も黒を基調とした上品なドレスを身にまとい、慎ましさや敬虔さ、静かな感情を内包したような雰囲気を漂わせている点です。
表情は穏やかで、視線はまっすぐにこちらへ向けられており、静かな語りかけのような空気感が画面全体に広がります。
「clasping own hands(自分の手を握る)」というシンプルながら繊細なポーズは、AI画像生成においては難易度の高い指示のひとつです。
実際に、以下のような課題があります:
- 左右の指が融合・変形するなど不自然なつながり方をするケースが多い
- 手のひら同士がしっかりと“握られている”状態はほとんど再現されない
- 指先の位置が曖昧だったり、宙に浮いて見えるなどの違和感が発生しやすい
- 成功率は約1割程度で、意図した構図の再現には相当数の試行が必要
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- anime-style girl with hands clasped in prayer(祈りのポーズで手を組んだアニメ風の少女)
- young lady with fingers intertwined in front of chest(胸元で指を絡める若い女性)
- girl gently clasping her hands, soft lighting(手をやさしく組み、柔らかな光を浴びる少女)
- close-up portrait of woman with folded hands(手を折り合わせた女性のクローズアップ肖像)
このようなポーズは祈り・願い・静けさ・決意といったテーマを視覚的に伝える力が強く、成功すれば非常に表現力の高い構図となります。安定性を高めるには「folded hands」「hands together」「fingers entwined」などの表現を併用するのも有効でしょう。
put your hands in your pants pockets:パンツのポケットに入れる(使いやすくてオススメ)




パンツのポケットに手を入れたリラックスしたポーズをとる若い女性たちを描いた4枚のポートレートです。
全員がカジュアルなジャケットやカーゴパンツを着用しており、街角の風景や無地背景といった背景の違いはあるものの、全体的に統一感のあるファッション性とポージングが表現されています。
ポーズの自然さとファッションとの相性の良さから、非常に「使いやすい」構図として仕上がっています。
特筆すべきは、両手をポケットに入れた姿が非常に安定して生成されている点です。
これはAI画像生成において難易度が高い「手指」の描写が視界から外れるため、破綻のリスクが抑えられ、全体の完成度が高くなる傾向があることに起因します。
また、顔の美しさや髪型の表現も安定しており、特に3枚目・4枚目の屋外背景では、自然光と都市景観が調和し、ストリートスナップ風の魅力的な印象を演出しています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- casual girl with hands in pockets, city background(ポケットに手を入れたカジュアルな女の子、街の背景)
- anime-style woman in bomber jacket and jeans(ボンバージャケットとジーンズ姿のアニメ風女性)
- relaxed pose girl with confident smile(リラックスした姿勢で自信に満ちた笑顔の少女)
- young woman in streetwear fashion, hands tucked in pockets(ポケットに手を入れたストリート系ファッションの若い女性)
この構図は、スタイリッシュさ・落ち着き・自信・カジュアルさといった表現を引き出すのに最適であり、プロンプト初心者から上級者まで幅広くオススメできる安定ポーズです。
hands on hips:おしりを触る(腰に手を当てる)




力強く腰に手を当てたポーズをとる女性たちを描いた4枚のポートレートです。
いずれの女性も堂々とした姿勢で正面を見据え、自信と意志の強さ、スタイリッシュさを感じさせるビジュアルに仕上がっています。
腰に手を添えることで生まれるくびれの強調や、姿勢の美しさ、ファッションの映えが非常に効果的に表現されています。
衣装は、ブルーのブラウスや黒を基調としたスカート・パンツなど、洗練されたコーディネートで統一感がありながら、それぞれに個性を持たせたデザインとなっています。
背景はぼかしの入った光の演出やスタジオ風のライティングなどが採用されており、キャラクターの立ち姿を引き立てる演出がなされています。
「hands on hips」は、ポーズとしての安定性が高く、AI画像生成においても比較的破綻しにくい構図のひとつです。
自然な手の配置・腕の角度・ウエストのシルエットが整いやすいため、非常に使い勝手の良いポーズと言えます。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- confident anime girl with hands on hips(腰に手を当てた自信に満ちたアニメ風の少女)
- fashionable woman posing with hands on waist(腰に手を当てたファッショナブルな女性)
- heroine with assertive pose and elegant outfit(毅然としたポーズと上品な服装のヒロイン)
- stylish girl in city lights, hands on hips(街の灯りの中、腰に手を当てたスタイリッシュな少女)
この構図は、キャラクターに存在感を与えたいとき、ファッションを美しく見せたいときに有効であり、ポートレートにも全身画にも幅広く活用できそうです。
resting chin in hand:あごを乗せる




あごを片手に乗せて、テーブル越しにじっとこちらを見つめる女性たちを描いたポートレートです。
全体として共通しているのは、上半身のみを写した構図・テーブル越しの視線・静かな感情を湛えた表情です。
どの人物も控えめながら魅力的なポーズをとっており、観る者に親密な距離感と物語性を感じさせる演出となっています。
ポーズの特徴は、手のひらや指先で頬やあごを軽く支える仕草であり、リラックスや思案、あるいは少し退屈したような感情のニュアンスを含むのに適した構図です。
また、目線の演出によって「語りかけている」「無言で見つめている」など、多彩な感情表現に繋がるため、イラストとしての応用力が非常に高いポーズといえます。
4枚それぞれで服装や背景に違いがあり、落ち着いた部屋の中でのカフェ風構図、シックな室内、窓からの光が差し込む空間など、細部までの作り込みにより1枚1枚に異なるドラマ性が付加されています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- girl resting chin on hand, thoughtful expression(あごに手を乗せた思案顔の少女)
- anime-style woman at café, head resting in hand(カフェであごを支えるアニメ風の女性)
- gentle smile with chin in palm pose, close-up(優しく微笑みながらあごを手のひらに乗せる構図)
- melancholic office woman resting chin, soft lighting(柔らかな光の中であごを支える憂いを帯びた女性)
「あごを乗せる」ポーズは、感情表現を控えめに演出しつつも視線で語らせる構図として非常に人気が高く、SNSアイコンやストーリー性を持たせたい場面において特に有効なポーズと言えそうです。
clothes lift:服を持ち上げる




両手でスカートや上着の裾をつまみ、静かに服を持ち上げる仕草をとる女性たちのポートレートが並んでいます。
全体的に統一された構図と衣装により、慎ましさ・緊張感・奥ゆかしさといった感情を丁寧に表現したシーンとなっています。
どの人物も正面を向いており、背景には廊下や室内空間が描かれていて、物語性のある空気が漂っています。
4枚のうち、特に3枚目と4枚目では服の重なりや素材感、レース装飾などのディテールも描き込まれており、キャラクターの上品さや所作の美しさが引き立っています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- anime-style girl gently lifting skirt hem(スカートの裾をそっと持ち上げるアニメ風の少女)
- elegant woman lifting dress slightly in formal setting(フォーマルな場面でドレスを少し持ち上げる上品な女性)
- young girl adjusting coat with shy expression(恥じらいながらコートを整える少女)
- gothic girl lifting layered skirt, ornate background(重ねスカートを持ち上げるゴシック風少女と装飾的背景)
この構図は、繊細な感情・丁寧な所作・控えめな動作を視覚化する際に非常に適しており、キャラクターの内面性や礼儀正しさを際立たせたいシーンに効果的と言えそうです。
placing hand on knee:膝の上に乗せる




ソファやベンチに腰掛けた若い女性たちが、静かに手を膝の上に添えているシーンを描いたポートレートです。
4枚とも、座った姿勢における「控えめな手の所作」と「落ち着いた表情」が共通しており、清楚さ・緊張感・思慮深さなどの内面性を繊細に表現しています。
姿勢はどれも良く、膝を揃えた女性らしい所作に、丁寧で品のある印象を感じさせます。
衣装は紺や黒を基調としたフォーマル寄りのワンピースで統一され、落ち着いた色調の背景やソファの質感も相まって、落ち着いた室内ポートレートとして完成度の高い構図になっています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- elegant girl sitting with hands on lap(膝の上に手を置いた上品な少女)
- anime-style woman seated on sofa with thoughtful look(ソファに座り思案するアニメ風の女性)
- shy girl with hands folded on knees, soft lighting(膝の上に手を重ねた恥じらう少女、柔らかな光)
- young lady sitting formally with calm gaze(穏やかな視線で正座に近い姿勢をとる若い女性)
この構図は、感情を繊細に描きたいとき、日常の静かな一瞬を切り取りたいとき、あるいは人物中心の丁寧な描写をしたいときに非常に適している万能型ポーズと言えるでしょう。
selfie:自撮り




鏡の前やスマートフォン越しにカメラ目線を向ける、若い女性たちの「自撮り」をテーマにしたポートレート4枚です。
それぞれの構図には「腕を伸ばして撮影しているポーズ」または「鏡越しにスマホを構える姿」が表現されており、現代的でリアルな視点を反映した、SNS時代のスタイルをそのまま切り取ったような仕上がりになっています。
最初の1枚では、鏡に映る自分を撮影している様子が描かれ、スマホの存在が明確に画面内に表現されています。
一方、2〜4枚目では、スマホは画面外にある前提で「腕を伸ばしたカメラ目線」という自撮り風アングルが採用されており、自撮り特有の近接感やアイコン感のある構図が強調されています。
背景にはカフェ風のインテリアや室内の窓、木製の建具などがあり、生活感と高級感を絶妙に融合させることで、人物の魅力がより自然かつ洗練されたかたちで引き立てられています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- girl taking selfie in mirror with phone in hand(鏡でスマホを構えて自撮りする少女)
- anime-style selfie pose with extended arm(腕を伸ばして自撮りするアニメ風ポーズ)
- selfie portrait with soft lighting and confident smile(柔らかな光の中で自信に満ちた笑顔の自撮りポートレート)
- close-up selfie of fashionable young woman(おしゃれな若い女性のクローズアップ自撮り)
この構図は、現代的な感覚・親密さ・個人らしさを視覚的に表現できるため、アイコン画像・SNS風イラスト・プロモーション的なビジュアルに適していると言えそうです。
Clenching fists:こぶしを握る




両手を強く握りしめ、真っ直ぐ前を見つめる女性たちの姿を描いたポートレートです。
4枚の画像に共通しているのは、胸の前で拳を握るポーズと、内に秘めた感情を表現する真剣な眼差し。
その仕草からは、「決意」「覚悟」「怒り」「緊張」「反撃への意志」など、多様な感情の芽吹きが伝わってきます。
衣装や背景には若干の違いがあり、戦闘服のようなデザイン、ベルトやアクセサリーを備えた衣装、燃え上がるような背景の演出などから、戦うヒロイン・アクション系のキャラクター表現としても優れたビジュアル群になっています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- determined anime girl clenching fists in front of fire(炎の前でこぶしを握る決意に満ちたアニメ風の少女)
- heroine preparing to fight, fists clenched, intense expression(戦いに備え、拳を握りしめたヒロイン)
- confident girl in battle outfit with clenched fists(拳を握る戦闘服の少女、力強い表情で)
- close-up of girl with clenched hands and shining eyes(こぶしを握りしめ、瞳が輝く少女のクローズアップ)
「こぶしを握る」という行為は、感情の爆発直前の“静”の状態として表現力の高いポーズです。
視線の強さ・背景の演出・衣装のテイストを調整することで、より物語性のある一枚に仕上がることでしょう。
Placing hand on stomach:お腹に当てる




女性たちが手をお腹の上に軽く添えた、ややセクシーな雰囲気を伴うポーズをとる4枚のポートレートです。
ポーズ自体は「お腹に手を置く」という比較的自然な仕草ながら、生成された衣装はいずれも露出度の高いドレスや装飾的な衣服となっており、視線の強さやボディラインの強調なども相まって、全体的に「魅せる」ことを意識した構図となっています。
とくに1枚目と2枚目では、腹部が大きく露出した衣装とポーズの相乗効果により、グラマラスかつ挑発的な印象が強くなっています。
3枚目・4枚目では腹部の露出はあるものの、ローブ調の衣装や装飾が追加されることで、ファンタジー的・儀式的な雰囲気も感じさせます。
AI画像生成において「placing hand on stomach」というプロンプトを用いた場合、「体の中心を見せる」=「肌の露出」として解釈されやすく、こうしたセクシーな衣装が自動的に生成される傾向が強いのが特徴です。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- mystical woman with hand on stomach and glowing sigil(お腹に手を当て、魔法陣が輝く神秘的な女性)
- anime-style belly dancer with confident pose(自信に満ちたポーズのアニメ風ベリーダンサー)
- elegant fantasy priestess placing hand over abdomen(お腹に手を当てたファンタジー風の優雅な巫女)
- sorceress holding stomach with glowing robes(輝くローブをまとい、お腹に手を置いた魔女)
この構図は美しさ・神秘性・内面の力を視覚的に表現したい場合に有効ですが、露出を抑えたい場合は服装や雰囲気のプロンプトを調整する必要があります。
手の位置と合わせて、視線や口元の表情を調整すると、キャラクターの感情がより自然に伝わります。
表情に関するプロンプトもぜひチェックしてみてください。
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both hands are in the crotch:両手は股間




両手を股間付近にそっと添え、まっすぐ前を見つめる若い女性たちを描いたポートレートです。
ポーズとしては、両手を指先で軽く重ねるように中央に置くという比較的シンプルなものですが、身体の中心に視線が集まる構図のため、姿勢の品位・衣装のバランス・視線の強さによって、受け手に与える印象が大きく変わる表現です。
4枚の作例では、共通してフィット感の強い衣装が採用されており、身体のラインが強調される仕上がりとなっています。
特に2枚目・3枚目では、バストやヒップを強調したデザイン・ポージングが加味されているため、全体的にセクシー寄りな印象を与えます。
一方、1枚目と4枚目ではレースやジャケットが取り入れられ、多少フォーマルな雰囲気を残しています。
このようなポーズは、「慎ましさ」「控えめな立ち姿」として成立する一方で、衣装や演出によっては挑発的なニュアンスにも転びやすいため注意が必要です。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも効果的です:
- elegant woman standing with both hands clasped modestly(両手を控えめに重ねて立つ上品な女性)
- girl in formal uniform, hands resting in front(制服姿で前に手を添えた少女)
- quiet stance with hands in front, soft lighting(前に手を置いた落ち着いた姿勢、柔らかな光)
- confident heroine in bodysuit, hands in front(両手を前に揃えたボディスーツの自信あるヒロイン)
- sci-fi warrior girl standing at attention(気をつけ姿勢のSF風戦士少女)
このポーズは、全身構図での緊張感や静けさを演出するのに適しており、衣装・背景・表情の調整によって“品格”と“色気”のどちらにも振ることが可能な柔軟性の高いスタンスです。
用途によって丁寧な調整を行うことで、幅広いシーンに活用できそうです。
heart hands:手でハート




両手の指を使ってハートの形をつくる、いわゆる“手でハート”ポーズに挑戦したポートレート4点です。
愛情や感謝、親しみなどを象徴するこのポーズは、SNSやポートレート表現で人気ですが、AI画像生成モデルにおいては指の形状や位置関係が非常に複雑なため、成功率が極めて低いのが現実です。
本作例では、4枚すべてにおいてハートの輪郭こそ意識されたものの、指の関節や重なりが不自然になっていたり、完全なハート型には至っていないものがほとんどです。
特に手元を拡大して確認すると、左右の指のバランスが崩れていたり、指が本数過多または融合しているケースも見受けられます。
また、モデルによっては“heart”を文字として処理したり、指ではなくオブジェクトで代替することもあるため、精密なハンドジェスチャーの再現性は極めて低く、試行回数に対して得られる成果が乏しい点が悩みどころです。
実際に、以下のような課題があります:
- 多くのケースで指の形が破綻、またはハートが成立しない
- 「胸の前で手を構える」ポーズ指定は可能でも、精密な指の配置まではモデルが追従しきれない
- 補完として「ハートの光」や「エフェクト」と組み合わせる方が成功率が高い
このようなテーマを表現する際には、以下のような代替・回避案プロンプトが考えられます:
- girl making heart shape with glowing energy between hands(両手の間に輝くハートを浮かべる少女)
- heart gesture with special effects (light or magic)(光や魔法のエフェクトを使ったハートジェスチャー)
- hand heart pose silhouette with accurate fingers(シルエットで描く正確なハート型の指ポーズ)
このポーズを正確に再現したい場合は、別のハンド専用モデルの使用や、ポストプロセスでの加工処理(画像編集)がほぼ必須と言えるでしょう。
hands on own chest:両手は胸




女性が自分の胸元に両手を添えている様子を描いたポートレート4点です。
このポーズは、内省的・感情的・あるいは祈りのような印象を与える一方で、胸部を中心に視線が集まる構図となるため、衣装や演出によってはセクシーさが強調されやすい特徴があります。
本作例では、全体的に黒を基調としたフォーマルまたはファンタジー風の衣装が使われており、いずれも胸元の開きがやや大きめなデザインが採用されています。
そのため、ポーズがもつ「感情表現」よりも「ビジュアル的な艶やかさ」が前面に出ている構成となっています。
手の描写は比較的安定しており、指先の形状・手の位置・重なり具合も大きな破綻は見られません。
ただし、よく見ると手の本数が曖昧だったり、指が交差しすぎて不自然になっている箇所もわずかに見受けられ、AIモデルの限界が垣間見える部分もあります。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- beautiful girl with hands on chest, emotional expression(胸元に手を当てた感情的な表情の美少女)
- soft lighting, hands placed gently over heart(柔らかな光の中、心臓の上にそっと手を添える構図)
- elegant woman in dark dress, hands over chest, praying(胸に手を添えた黒いドレスの優雅な女性、祈るような姿勢)
- anime character placing hands on chest, glowing pendant(胸に手を当てたアニメキャラ、輝くペンダント付き)
このポーズは、キャラクターの感情表現(感謝・祈り・決意・安堵)を視覚化する際に使いやすく、衣装や表情次第で多彩な印象に展開できる万能構図です。
セクシーすぎる表現を避けたい場合は、衣装や光の演出を意識的に調整すると良いでしょう。
thumbs up:親指を上向きにする




女性キャラクターたちが「親指を立てる=グッドサイン」を示す、明るくポジティブな印象のポートレート4点です。
このポーズは肯定・応援・成功・自信・激励などの意味を込めて使われることが多く、視覚的にもわかりやすいため、感情を伝えるのに非常に効果的な構図となっています。
作例では、1枚目と2枚目が片手での「thumbs up」、3枚目と4枚目が両手での「thumbs up」を表現しています。
どちらも成功率は高めで、指の向き・手の形状・バランスともに比較的自然に再現されており、破綻も少ないのが特徴です。
特に3枚目・4枚目では、視線が正面に向けられており、笑顔ではないにもかかわらず安心感や自信、信頼性を感じさせる演出に仕上がっています。
背景もやや豪奢で、ポーズに説得力を与える構成となっています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- anime girl giving thumbs up with a smile(笑顔で親指を立てるアニメ風の少女)
- confident pose with thumbs up, soft background(自信に満ちたグッドサインポーズ、柔らかな背景)
- thumbs up gesture in elegant outfit(上品な衣装でグッドサインを出すポーズ)
- positive emotion portrait with thumbs up(親指を立てたポジティブな感情のポートレート)
「thumbs up」ポーズは、AI画像生成においても扱いやすく成功率が高いため、初心者にもおすすめのハンドジェスチャーです。
複雑な指の動きがなく、キャラクターの魅力を損なわずに感情やメッセージを明確に伝えることができます。
腕の位置のプロンプト一覧
raise arm:腕を上げる




都市の街並みを背景に、腕を上げたポーズをとる4人の若い女性を描いたポートレートです。
「腕を上げる」という動作は、軽やかさ・自然体・ポジティブさ・解放感といった感情を演出するのに非常に効果的であり、特に屋外の背景との相性が良いポーズです。
この4枚の作例では、いずれも片腕を軽く持ち上げた姿勢がとられており、日常の一瞬やポージング中の仕草として自然に成立しています。
手の位置は頭の上や耳元、肩のラインとややバラつきがありますが、いずれも違和感なく表現されており、腕の長さ・手の角度・衣装との接続部も破綻なく滑らかに描かれているのが特徴です。
また、背景にはヨーロッパ風の街並みや青空が描かれており、開放感のある立ち姿と調和し、旅先や休日を思わせるような明るい雰囲気が漂います。
風に揺れる髪や衣服の動きが加わることで、静止画でありながら躍動感も感じさせる仕上がりです。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- girl raising her arm under blue sky, urban street background(青空の下で腕を上げる少女、街の背景)
- anime girl waving hand, smiling softly(優しく微笑みながら手を振るアニメ風の少女)
- young woman stretching arm, windy cityscape(街中で伸びをする若い女性、風になびく髪)
- fashionable girl with raised arm, light breeze(腕を上げたおしゃれな少女、そよ風を感じる構図)
このポーズは、自然で感情的な余韻を残すことができ、ブログ・SNS投稿・物語系ビジュアルにも応用しやすい万能構図です。
背景や表情を調整すれば、元気・寂しさ・希望など幅広い雰囲気を表現可能と言えるでしょう。
arms behind back:後方(使いやすくてオススメ)




背中側で両手を組んだ、落ち着いた立ち姿の女性たちを描いたポートレート4点です。
この「arms behind back(腕を後ろに回す)」ポーズは、AI画像生成において破綻が非常に少なく、バランスの取れた自然な立ち姿として高確率で成功するため、特にポートレート用途でおすすめの構図です。
今回の作例では、すべてのキャラクターが正面を向きつつも、両腕を後ろへ回した姿勢をとっており、視覚的には控えめで上品な印象を与えています。腕や肩まわりの描写も滑らかで、手が隠れていることにより手指の破綻リスクがなく、全体の仕上がりが非常に安定しているのが特徴です。
また、黒やダークカラーを基調とした衣装と荘厳な背景により、クラシカルで格式ある雰囲気が感じられ、キャラクターの知性や品位を演出する際にも最適な構図といえます。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- elegant woman with arms behind back, formal dress(ドレス姿で腕を後ろに回した上品な女性)
- standing girl in uniform, hands hidden behind back(制服姿で後ろ手に立つ少女)
- calm posture, arms behind back, indoor lighting(屋内光のもと、落ち着いた後ろ手の姿勢)
- maid with arms behind back, gentle expression(後ろ手のメイド、やさしい表情)
このポーズは、静かさ・内省・知性・品格・優しさなどの印象を伝えたいときに最適なジェスチャーです。
AIイラスト生成においても破綻しづらく、衣装や表情に注目させたい場合の定番構図として重宝します。
特に“手”に不安がある場合は積極的に活用する価値があります。
arms up:両腕を上げる




華やかな装飾衣装を身にまとい、両腕を頭上に掲げた女性キャラクターたちを描いたポートレート4点です。
この「arms up(両腕を上げる)」ポーズは、解放感・神秘性・ダイナミズムを表現する構図として非常に印象的で、衣装や背景次第で神聖・戦士的・アイドル的な演出にも展開しやすいのが特徴です。
今回の作例では、いずれのキャラクターも手首を重ねる・握る・組むといった頭上ポーズをとっており、視線はほぼ正面に向けられています。
両腕が頭の上に上がることで顔の輪郭・胸元・衣装の装飾が強調され、縦のラインが美しく強調されているのが特徴です。
手の位置やバランスについては、概ね安定していますが、肘の曲がり具合や手首の重なり方には若干の違和感がある場面もあり、指先の表現には注意が必要です。
とはいえ、衣装の豪華さや構図の強さにより全体の印象は非常に華やかで、ビジュアルインパクトのある仕上がりになっています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- beautiful girl with arms raised above head, elegant outfit(腕を頭上に上げた美しい少女、上品な衣装)
- female character with arms up and magical aura(両腕を上げた女性キャラ、魔法のオーラ付き)
- idol pose with both hands up, stage lights(ステージライトを背景に両手を掲げたアイドルポーズ)
- fantasy girl raising arms to sky, dramatic lighting(空に向かって両手を伸ばすファンタジー少女、ドラマチックな光)
この構図は感情・迫力・神聖性のいずれにも対応できる強いビジュアルのため、ポートレートやキャラクターメインビジュアル、SNSアイキャッチ、ポスターイラストなど幅広い用途に活用できると言えるでしょう。
stretch out both arms and raise your hands to the sky:両腕を伸ばして両手は上空




澄み渡る青空や星空を背景に、両腕を真っすぐ上に伸ばして立つ女性たちを描いたポートレートです。
この「両腕をまっすぐ天に掲げる」ポーズは、希望・祈り・祝福・啓示・集中力といった象徴性を持ち、特に背景が空や宇宙である場合、スケールの大きな物語性や神聖な雰囲気を強く演出できます。
4枚すべての作例では、キャラクターが正面を向きつつ腕をしっかりと上へ伸ばしており、ポーズの安定感は高めです。
手指のバリエーションは、①合掌風(1枚目)、②開いた指(2〜4枚目)と変化があり、それぞれのポーズがキャラクターの意図(祈り・解放・宣言)を示唆しているようにも見えます。
背景には昼間の都市、雲のある青空、夕暮れ、星空とミルキーウェイが描かれており、視線の向こう側に何か大きな存在や出来事があることを暗示させています。
衣装もマント付きで荘厳さを感じさせ、まるで儀式や召喚、変身シーンのような印象的なビジュアルとなっています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- girl raising both arms to the sky with glowing light(両手を天に掲げ、光を浴びる少女)
- summoning pose, both arms up, magical aura(魔法陣や光を呼ぶような両腕を上げた召喚ポーズ)
- elegant girl reaching for stars at night(星空に手を伸ばす上品な少女)
- prayer pose with hands together and arms raised(合掌しながら両手を上げる祈りのポーズ)
このポーズは、AI画像生成においても演出力が高く、壮大な情景や物語のワンシーンを表現したいときにおすすめです。
感情の高ぶりや希望の到来、あるいは覚醒の瞬間を視覚的に伝えるために効果的と言えるでしょう。
outstretched arms:両腕を左右に広げる




両腕を真横に大きく広げ、まるで空間全体を包み込むようなポーズをとる少女たちを描いたポートレート4点です。
この「outstretched arms(両腕を左右に広げる)」というポーズは、開放・迎え入れ・解放感・受容・祝福といったポジティブな感情を表現する構図として広く使われており、視覚的にも非常にインパクトがあります。
今回の作例では、4人のキャラクターすべてが正面を向き、両手を肩の高さまたはやや下に開いた状態で描かれています。
背景や衣装には光の演出や星のきらめきなどがあしらわれており、神聖性・祝祭感・幻想的な雰囲気がより一層強調されています。
特に注目すべきは、肩から腕・手先への流れが自然で、手の位置がしっかり左右均等に配置されている点です。
このような構図は破綻が起こりやすいにもかかわらず、今回の例では精度の高い描写が実現されています。
このようなテーマを表現する際には、以下のような関連プロンプトも考えられます:
- girl standing with arms wide open, magical light from background(光に包まれて両手を広げる少女)
- fantasy girl outstretching arms, glowing energy(幻想的なエネルギーを放つように両腕を広げる)
- welcoming pose, arms wide, smiling softly(やさしい笑顔で歓迎するように腕を広げたポーズ)
- arms wide in blessing, radiant background(祝福するように腕を広げたポーズ、後光つき)
このポーズは、ストーリー性や象徴性を持たせたいシーンに非常に効果的で、特に「光」「星」「魔法」「祝福」といった演出と組み合わせることで、感動的かつ印象的なビジュアル表現が可能です。
ブログやSNS投稿、挿絵など幅広い活用ができる構図のひとつです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、Stable Diffusionで“女性アニメモデル”を使用した、手や腕の位置に特化したプロンプト20選をご紹介しました。
本記事からは次のようなことがわかります:
- 紹介したプロンプトがどのような手や腕の位置であるかがわかる
- プロンプト構文によって手や腕の動きを調整できることがわかる
- 女性アニメ系モデルでの表現に適した構文の傾向がわかる
SNS投稿用やキャラクター創作で自然なポージングを目指したい方には、ぜひ今回の構文をベースにカスタマイズしてご活用ください。
手元の描写を強調したい方は、ブレスレットや指輪といったアクセサリーの追加も効果的です。
詳しくはアクセサリープロンプト集をご覧ください。
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